2006年09月01日
気になるスナック
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先日、南アルプスの渓に行ってきました。
無風で蒸し暑くて渇水気味という状況で、全身蒸れ蒸れの一日でした。
取材後の帰り道、富士川沿いを車で走っていたときのことです。
ふと、あることを思い出したのです。
それは、カメラマンの刈田 敏さんから聞いていたスナックのことでした(この場合のスナックは飲み屋のほうです。念のため)。
刈田さんは大のスナック好きなんです。僕も大好きで、この手の話ではよく意気投合しています。あの昭和な感覚と場末な雰囲気がなんともいえない空間を作り出していて、魅力を感じずにはいられません。そんな刈田さんですら、名前の凄さにためらって入れなかったというスナックが確か富士川の近くだったことを思い出したんです。
その名も「スナック先祖」。
紫の看板に白字で書かれているそうで、名前から想像してみると、お盆も営業中だったのかどうかは不明ですが、いろいろなことを想像させてくれる店名であることには疑いようがありません。
なにせ看板を見て、さまざまなことを想像し過ぎて頭がパンパンに膨らんでしまった刈田さんは、
一度入ったら二度と出られなくなってしまうのではないか、と妄想が膨らみ過ぎて結局店には入れなかったというくらいなんですから。今度はぜひ2人で、って約束してるスナックのひとつなんです。
車なので飲んで帰る気は毛頭ないんですが、場所だけでも知っておきたい、看板だけでも一目見ておきたいという衝動はおさえられなくなっていました。
刈田さんに確認しようと電話してみると、
「只今お掛けになった電話は、電波の届かないところにあるか、電源が入っていないため……」という無情な女性の声が聞こえるだけでした。
結局見つけられることもなく、すごすごと帰宅することに。
残念ながら店を見ることはできなかったのですが、今回の“先祖”ももちろんそうですが、スナックの店名というのは、ツッコミどころ満載というか、センスのなさもここまでいけば立派というか、今が21世紀とは思えないほどのネーミングがまた愉しみのひとつでもあるんです。
以前、取材で狩野川の近くで何泊かしていた時は、近くに「スナックヤマメ」という店があると聞き、
捜してみたこともあるんですが、残念ながら廃業した後でした。
ちょっとネットで検索してみると、「明日では遅すぎる」とか、「ヒステリック・ママ」、「ミスターヒゲ」、「スナックどん底」、「ルパン反省」などなど、出るわ出るわ。
地方に行けば行くほど、ネーミングも突飛なものが多い傾向があるようで、
取材先での楽しみがまたひとつ増えた気がします。
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