2006年08月28日

西馬音内盆踊り
twitterでつぶやく


秋田県の渓に行ってきました。
訪れた日がたまたまお祭りの最終日だと聞いて、
夜の散歩がてら出掛けてみました。

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3日間で20万人が訪れるという、盆踊りです。

秋田美人が目当てでもあったのですが、踊っている女性たちは
全員顔を隠しています。女性も男性も、彦三頭巾という名の鞍
馬天狗のような黒い頭巾と、烏追いと呼ばれた編笠を被ってい
ます。生バンド?によるお囃子と、顔を隠した着物姿の女性た
ちの踊りをただただ眺めるという質素で素朴なお祭りのようで
す。

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せっかく秋田美人を楽しみにしてたのに……

しかし気になります。なぜ顔を隠すのか、その理由が知りたくて
周囲のギャラリーたちに聞きまくりましたが、一同口を揃えて、
「昔からこういうもんだがらねえ」と返ってきます。同行したT
はいつの間にか有料席の最前列に割り込んで、踊る女性たちを激
写し始めました。

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母から子へ、子から孫へと踊りは引き継がれるそうです

知らない、分からない、昔からそうだから、と5〜6人に聞いた
頃、メインストリートから少し外れたところに、何をするわけで
もなく、ただ観衆の集まりを遠くから見つめているひとりのおじ
いさんがいました。そのおじいさんに同じ質問をしてみたところ、
2〜3回口をぱくぱくさせてから、絞るような掠れ声で教えてく
れました。

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Tが自画自賛するベストショット。編笠の隙間からは、確かに秋田美人の片鱗が見え隠れしていた

訛り+意味不明な掠れ声が混じるため、正確に理解できていない
かもしれないが、要約するとこういうことでした。そもそもは、
豊年祈願や先祖の供養が始まりだが、男女の交際の場でもあった
ようです。それはやっぱり未婚者だけなんですか?と聞くと意味あ
りげに笑ったあと、何かを言おうとしたおじいさんはおもいきり
咽せてしまいました。
 話を聞いたあとに、改めて踊りを眺めてみると、きらびやかさ
とは無縁で、暗がりに焚かれた松明、お囃子と唄に合わせて静か
にゆっくり踊る女性たちの姿、これらがとてもいんびに見えてき
ます。行ったことないけど、農民たちにとっては仮面舞踏会のよう
なものなんだろう、ということで納得しました。

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秋田県湯沢市在住の渋谷直人さんの渓流取材です。ロングティペットを使いこなすための裏ワザがありますので、気になる人は、9月22日発売の11月号を見てください






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