2008年07月

2008年07月31日

お里の夏

岩手イワナ2


かわいいイワナ






岩手県紫波のロッドメーカー、
カムパネラの皆さんと一緒に遠野の渓をめぐってきました。

東北といえども、7月になれば暑い。
特に日中はちょっと歩いただけで、
汗が吹き出るような気温でした。
服は蒸れるし、虫には刺されるし。

とはいえ、きれいなロケーションで釣りをしていると
それさえも楽しいんですね。
濃い緑に覆われた渓に潜りこみ、
次々に現われる目ぼしいスポットにフライを流していると
あっという間にお昼になり、夕方になり…。

そういえば、小さい頃も
こんな感じで夢中になって見知らぬところまで
迷い込んだことがあったな〜。
で、夕闇が急に怖くなってきたりするんですよね。

そろそろ夏休みのシーズン、
みなさんも思う存分
夏の釣りを楽しんでください!

(ヤマグチ)

くもの巣

渓にはクモの巣がいっぱい。









河童


町にはカッパがいっぱい。

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2008年07月29日

シイラ・シーズンイン!

この週末、徳島県は日和佐で行なわれた、
オフショアのフライフィッシング大会の取材に行って来ました。

日和佐は徳島県の南部にあるウミガメの産卵地としても有名な町です。

参加者は総勢30名ほど。
初日は海も凪いで快晴、港から1時間ほどの沖合にあるパヤオ回りには、
シイラの群れがそこそこ付いています。

その賑わいのようす(の一端)は添付の動画をご覧ください。
雰囲気くらいしか伝わらないですが、
バシャバシャ爆ぜる水面はやっぱり夏の風物詩ですね。






実はここのところ、近々来る予定の娘の誕生日もすっぽかして、
オフショア取材のほかにも福島、鳥取、富山、そのほか……と渓流のスケジュールがぎっしり。

仕事なので釣りをして遊んでいるわけではありませんが、
でもやっぱり、たまには釣りもしたりしてます!

皆さんは、どんな夏の釣りをされているんでしょうか?
冷房の効いた部屋もいいですが、いい大人だからこそ、やっぱり、どんどん外に出たいですね!

(八木)







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2008年07月23日

浜名湖のフラット


浜名湖に行ってきました。



ご存じの方も多いと思いますが、



浜名湖は汽水湖です。



というよりほとんど海といってもいいくらいなんですが、



全体的に非常に浅いのが特徴です。



クロダイ、キビレ、シーバス、コチ、サヨリ、ダツなど



近海をウロついてる魚たちが出たり入ったり。



もちろんボートからでも釣れるようですが、



今回はフラットを中心に遊んできました。



フラットではボート自体が魚に警戒心を与えるため、



ポイントから遠くの位置にボートを係留させてウエーディングします。



じっと静かにボイルを待ったり、魚の姿を捜して



積極的にサイトでねらったり。



潮位がヒザ上から腰くらいまでの高さのフラットを転々と移動しては彷徨い歩く。



という釣りです。



クロダイ(キビレ)の気まぐれに翻弄されながら、



翌日の筋肉痛を憂いながら、



ポッパーやストリーマーを投げ倒し、



炎天下のフラットを歩き続け、



結局オデコ。



でも一緒だった杉浦雄三さんはやっぱ凄いです。



テイリングを見つけ、ポッパーでヒット。



流石の一言です。



テイリングに向かってポッパーを投げることも凄いですが、



それで釣っちゃうことにもびっくりです。



またそういう場面に出くわす“引き”の強さも重要だったりしますね。



フラット





まさにフライフィッシング的シチュエーション







クロダイ





日中に、ポッパーに、コレですからね




気が付いたら顔が日焼けというよりほとんど火傷状態。




まだまだ暑い日が続くようですから、マメな水分補給と日焼け(火傷)対策を




とってみなさん釣りを楽しんでください。(若野)




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2008年07月12日

おへそを取られるな!

この週末、編集部は全員出社でFF誌と別冊ソルトの校正攻勢。
今日は久しぶりに猛暑だし、ふと、なんか今日くらい夕立が来そうだな〜と思いました。

そして、これまたふと、まさに校正中の7/22発売号で紹介する、
携帯型雷警報器の存在を思い出しました。

さっそく、スイッチオン。


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おお、半径6マイル以内に「雷雲」があると最大限の赤の警告ランプが!
すると、しばらくして「ゴゴゴー」という低い雷鳴。
会社の外は全然明るいのですが、窓から外をのぞいてみると……











NEC_0043










まさに怪しい空です。







結局、夕立はなく、空が暗くなっただけだったのですが、
青空が戻るにつれて、警告ランプもちゃんと赤→オレンジ→緑と移り変わったのでした。
素晴らしい性能。








NEC_0042





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NEC_0040











その名はストライクアラート。
詳しくは誌面をご覧ください!(八木)



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2008年07月11日

22日発売です!

只今編集作業が佳境を迎えてます。





フライフィッシャーと別冊ソルトフライフィッシャーが同日発売ということで、






なんだかとってもバタバタです。






ソルトフライ















ちょっとしたおもちゃ箱みたいでしょ。










写真はソルト本に協力してくださった方々のフライです。








海を楽しむ人たちは既存の形式にあまり囚われないようで、










フライもオリジナリティーがあって見ているだけでも楽しめます。









またこの本が出せるならですが、









お蔵入りのフライ、いわゆる使わずに眠ってるフライって結構ありますよね。








「巻いてみたけど企画倒れ、人には見せられないくらい恥ずかしい、










オレの私のやっちまったフライパターン集」っていうのをやりたいなぁ。







「夢を見すぎたフライたち」とか、「ここまできたらほとんどビョーキ」とか、








「作ったけど投げられないんです」とか。









こういう企画だとサブタイトルまでどんどん浮かんでくるんですよね。









「ばかだな〜この人、うわ〜恥ずかしい〜」










なんて見ている側が恥ずかしくなるようなヤツ、










やりたいなぁ。













みたいなぁ。












でも間違いなく却下されるな。


              (若野)







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2008年07月08日

青年よ、壮年よ、ノルウェーを目差せ!

レンタカーを借りて、気ままに外国の土地を巡り歩く。
自然は雄大、多くの川は手つかず、
よさそうな流れがあったらフラリと立ち寄ってサオをだす。
そこにはたいがいトラウトがいて……

そんな外国、あるんでしょうか?
おそらく、きっと、あるんです。
ノルウェーです。

現在発売中のFF8月号でも、この国のまだ知られざる
トラウト王国としての可能性をご紹介しているのですが、
先日、その時にコンタクトをとっていたノルウェーのフライフィッシャーから、
記事作成には間に合わなかったのですが、
「ぜひノルウェーのトラウトフィッシングの可能性を知ってほしい!」
とメールが届きました。ざっと、以下のような内容です。

「冬は寒さが厳しいので、実質的にシーズンは春〜秋だが、ブラウントラウト、グレイリング、チャーについては1年中自由に釣りができる。おすすめは4〜9月または10月」

「ノルウェーには3400キロ以上の海岸線があり、3〜4キロごとには何かしらの川が流れている。どれも湖や氷河から流れ出していて、ほぼすべての川には魚がいる。およそ480本の川にはシートラウトやアークティックチャー、それ以外の1200本の川にはブラウントラウト。ライセンス料は20〜50ノルウェークローネ(400〜1000円)でけっして高くない」

「トラウトの釣り場は、ごく希にサーモン並みのライセンス料が必要な釣り場もあるが、一般的にはどこも格安で釣りができる。そして、有名釣り場 以外の川でも充分質のよい釣りができる」

「ノルウェー人は日本人と同じように概してみな親切。しかもどこでも英語が通じる。現地の釣り人や農夫にぜひ情報を聞いてみて。この国は、熱心なフライフィッシャーがレンタカーで川を見つけてはフライを流してみるような旅をおすすめできる場所です」

といったぐあいです。
バックパッキングで一人旅をしていた世代なら、心にうずくものがありますよねぇ。

ということなのですが、以下はオマケ。ノルウェー取材時のハプイングの一こまです。
誌面でも紹介しているローエンという町のホテルで、
日本からのツアーメンバーで食事をしていると、
「なに、日本から。よし、我々が歓迎の歌を披露しよう!」
と、隣りの席で盛り上がっていた地元ライオンズクラブの面々が、
皆さんで合唱してくれました。



DSC_0523






当然、「今度は日本の歌を聞かせて!」となったわけで、
日本メンバーは相談の結果、「ふるさと(兎追いしかの山〜)」と「スキヤキソング(上を向いて歩こうですね)」を披露。万雷の拍手で迎えられたのでした。

やっぱり、旅はよいですね。
(八木)













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2008年07月01日

遠征の成果は?

家(会社)を空けること1週間。
行って参りました、北の大地へ!

現在発売中の別冊『The Two-handed』でも熱い解説をしていただいている、
名古屋の安田龍司さんが、ここ数シーズンの恒例行事にしている、
北海道本流探釣をするというので、
なかば追っかけのような形で取材です。

その類いまれなテクニックの詳細は、本人が語る別冊の解説をじっくりとご覧いただきたいのですが、
安田さんのすごいところは、ターゲットを絞って新しいフィールドに通い込む行動力。

今回は、結果的に天塩川、空知川、石狩川、尻別川と駆け足で回って来ました。
ねらいはずばり、ミニマム50cm、願わくは60cmオーバーのニジマスを、
本流の流れの中で掛けること。これ、罹る人は罹ってしまう、
いわゆる「本流中毒」というやつです。

梅雨まっただ中の本州と違って、北海道の本流は早くも高水温&渇水の気配が……。
最終的に今回魚の気配がよかったのは尻別川だったのですが、
それも初日のみで、だんだん条件は厳しくなっていきました。


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普段は温和な安田さんですが、いざ流れにたつと優雅なキャストとは裏腹に、
居合い抜きのような静かな殺気が漂います(言い過ぎ?)




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天塩川の1尾目は40cmオーバーでコンディション抜群でしたが、
このサイズではまったく釣れたうちに入らないようで(信じられない……)

いろいろあったのですが、詳しい模様は追って誌面でお伝えします!
そんな中、安田台風来道のニュースを聞きつけ、
本誌北海道支社長の若杉も急遽現場に駆けつけたりして。



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自作のスカジットラインを改造した必釣テーパー(?)のラインを安田さんに
チェックしてもらいつつ、校正の合間を縫って川に立っています(笑)。
でも、こういうコミュニケーションが本当に雑誌作りの際に役立つんですねぇ。
けっしてただ仕事をさぼっているわけではないと、
上司に代わって言い訳をしておきます。


ということで、実は私も何ヵ所かでは安田さんとともにツーハンドを振りました。
その結果、「正直に言いましょう。それではまだ釣れませんよ!」と師匠の厳しいお言葉(涙)。

克服のヒントはラインのテンションの張り方とフライを沈ませずに泳がせ切ることにあるのですが、
僕の場合は最低限のキャスティングはクリアしていつつも、
その先の実釣においてまだまだお尻が青いとしっかりアドバイスをもらいました。


で、実は実は今回1週間も家(会社)を空けたのは、
欲張りにも北海道からの帰路に、陸路で東北の本流取材も敢行してしまおうというプランだったため。
その取材というのが、別冊『大鱒を巡る』の第二弾用の本流ルアーの取材だったりします。

安田さんと北海道で分かれたあと、一路、カーフェリーに乗り込み、
苫小牧ー八戸と一晩を過ごし、そのまま三陸伝いに岩手県へ突入。

岩手のルアーアングラー2人に突撃取材です。
結果、出ましたよ、50cm近い本流イワナが!
こちらも詳しくは来年初頭に発売予定の別冊本をご覧くださいね。
フライの本流釣りにもきっとヒントがあると思います。



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本州の本流もやっぱりいいものです。

で、なんとこの時はルアータックルをお借りしまして、
私、人生初の本流ルアーにチャレンジしました。

な・ん・と    釣れてしまいました。
45cmくらいですが、いい魚だったのでやっぱり嬉しい。
それに、ルアーでねらう面白さというのもあるんだなと感じました。
見えている水中の大岩の際などを、フライに比べていろいろな角度から、
グイグイと明確にねらえるのはかなり釣りとして楽しいです。




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Thank you iwana!

帰りは盛岡名物の冷麺&焼き肉(この時はモツ)でいざ東京までの腹ごしらえ。
盛岡ICからほど近い、焼き肉「三千里ドライブイン019-692-3552」はおすすめです。
別冊『大鱒を巡る』でも紹介していますよ。



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さてさて、今週からはようやく会社の机でお仕事です。
(八木)


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