2006年11月
2006年11月28日
ボイル&ボイル
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横浜湾のシーバスボートフィッシングに行ってきました。
自作のイワイミノー(マジックミノー)を携えてです。
結果からいうと、秋シーズン最終盤にしてはまずまずの活性。
出船前は、冬に向かっての水温低下でどうかな? という
感じだったのですが、あちこちでボイルも見られました。
編集部員2人でまったくのプライベート釣りだったのですが、
互いにイワイミノーを自作してGO。
ひとくちに「イワイミノーは釣れる」といっても、
実際に海に出てみると、
ぽっかり浮いているほうが反応がよかったり、
半沈みでないと出にくくなったり、
カラーも赤がよいか? と思っていたら、
後半は無着色の白がけっこうアタリました。
さらなるフッキング率アップにはどうすればよいか?
など、やる度に課題も見つかって、
やっぱりトップウオーターでのシーバスねらいは楽しいですね。
渓流がクローズしても、
やはりロッドを握っていないと落ち着きません。
さてさて、次はどこに行こうかなぁ。
皆さんの冬季釣り情報もお待ちしております!
そして、来月発売のFlyFisherでは、
このイワイミノーのタイイングを徹底解説します。
お楽しみに。
間もなく冬を迎える横浜湾。午後12時半出船、夕方までのデイゲームです。
ボートは鶴見の康友丸をチャーター。1回3万円とけっして安くはありませんが、船長の中島さんのポイントガイド&アドバイスの的確さならそれも納得。
今回の最大は69cmの少し黒っぽいギョタイ。50cm絡みでは白く太ったやつも出ました。
2006年11月14日
アニョンハセヨ!
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先日、韓国へ里見栄正さんと、取材へ行ってきました。
韓国語で「サンチョノ」と呼ばれるヤマメと、
「ヨルモゴ」と呼ばれるレノックです。
渓相は日本とまったく変わりません。禁漁期がない分、紅葉の中で釣ることができました。メインでねらったのはレノック。日本でいえばイワナ的存在かも。
ソウルから車で3〜4時間の棒化郡(ボンハーグン)という地方へ
釣行したのですが、現地では地元の自治体が
大歓迎してくれて、僕たちのことがテレビニュースや新聞に出たりしたようです。
さて、韓国の渓相は僕が行ったところに限っていえば、
日本とほとんど同じです。しかも魚影が多い!
ヤマメなんてひとつの落ち込みから3尾も4尾も釣れてくれます。
フライも当然ながら日本と同じもので充分。
今回釣ったのは、レノックの南限といわれる場所。ロシアでも釣ったことがあるのですが、韓国の魚はピンクの模様があり、東洋的な雰囲気を持っています。
キムチ好きを自認する僕。「キムチは大丈夫か?」と韓国の方々に聞かれ、「僕にとってキムチは飲み物です、応えたら失笑をかいました。毎食こんな感じ。辛いものがダメな人は厳しいかも。
聞くところによると、韓国は渓流釣りがあまり人気ないようで、
実際に釣り場で出会う人も、すべてフライフィッシャーでした。
それでも現地の方々は昔より魚が少なくなったと嘆いていましたが、
日本に比べれば、かなり差があるようです。
韓国人スタッフのお宅に招待され、取れたてのハチミツをご馳走になりました。テーブルの上にはハチミツ以外なにも置かれておらず、みなさんスプーンでひたすら舐めるだけです。「パンにつけて食べたい……」と里見さんはつぶやいていました。
2006年11月07日
サーモン、カモーン
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山形県月光川の鮭有効利用調査(釣査)に行ってきました。
ご存じのとおり、近年、本州でもシロサケのサーモンフィッシング
を体験できる川が徐々に増えています。
場所にもよりますが、何といってもその魅力は、
見えない大型魚を相手に、
フライを流し込んで口にフッキングさせられた時の達成感と、
グイグイと高番手ロッドをバットまで絞りこむその後の重量感。
都会に住んでいると、ツーハンドロッドは、
とかく魚のいない川でのキャスティング練習になりがちですが、
相手がサーモンとなれば楽しさが全然違います。
サーモンフィッシングを体験できる河川については、
別冊「本流フライフィッシング」で詳しく紹介しています。
また、月光川のレポートについては、
11/22発売号に詳しく掲載するので、
ぜひご覧になってみてください。
河口近くの釣り場のようす。ウエーディングの釣りもできます
写真だけ撮って、メスは釣れたらすぐにリリース。とくにフレッシュランはフライへの反応もよく楽しませてくれます
2006年11月01日
西表島へ釣査
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休みをもらって、西表島へ釣査に行ってきました。
もちろん自腹で。
西表島といえばマングローブです。
マングローブの中を汽水の川が流れ、パシフィックターポンやナンヨウチヌ、そしてマングローブジャック(ゴマフエダイの仲間)など、南国ならではの魚が釣れるとのことで行ってまいりました。
レンタルカヌーでマングローブの川を遡ります。潮の満ち引きによって魚の活性は大分変わってきます。
「小さなポッパーをマングローブの根の際にキャストし、ちょこん、ちょこんと動かすと反応しますから」……ってレンタルカヌー店の人はアドバイスしてくれましたが、何の反応もありません。
トップの釣りは早々にあきらめ、シュリンプパターンをキャストしますが、これにも反応なし。
テキトーにやってれば何とか釣れるだろう、なんてタカをくくってたのが間違いでした。川とはいえ、汽水なので潮の上げ下げによって魚の活性に大きく影響を受けるようです。
しばらく様子をみようと、川をじっと観察することにしました。しばらくすると川の水が除々に増えてきて、下流側でボイルが始まりました。そのボイルはじわじわと上流に向かってきます。近くまで来た時に、逃げて飛び跳ねたベイトが一瞬見えたのですが、フックサイズにしたら#10くらいでしょうか、かなり小さいです。
急いでフライを結び替え、どこへキャストしようか構えた矢先、10m先でボイルを発見、慌ててキャストするとリトリーブ1発めでググッと確かな手応えが、ブルブル震えながら繰り返す独特なジャンプをした後、35?Bほどのパシフィックターポンが姿を現わしました。
釣りとしては最高に楽しいのですが、匂いが予想外でした……。たとえるならボラ臭とでもいいましょうか。
ここでのパシフィックターポンは、大きいのでは60?Bオーバーも出るらしいので、西表島に行く機会がある人にはぜひともお勧めします。
八重山諸島周辺でマングローブの川があるのは西表島だけですが、ほかの島々はすべてリーフに囲まれた美しい海です。当然、ソルトウオーターフライフィッシングのフィールドとしては申し分のないフィールドが広がっています。
どこへ行ってもだいたい海はこんな感じ。水中メガネで覗いてみると、タマンやらミーバイやら、トピカルなやつがわんさか泳いでいます。
大海原へ向かってポッパーをキャストすると、どこからともなく、そして何度となく、ダツが追いかけてくるのですが結局フッキングしませんでした。気分を変えて試しにチャーリ−をキャストしてみると、コトヒキがヒットしました。この魚はグウグウ鳴いたりしたかと思えば、死んだふりをするなど、個性的なヤツです。そのほか瞳の青い名前も分からない魚など、トロピカルな魚が数尾顔を出しました。多分、どこでもキャストすれば何らかの魚が顔を出してくれる、そんな感じでした。ちょっとした合間に、フライで五目釣りができる楽しいフィールドなので、八重山方面へ旅行の際には、フライロッドは必携です。