2006年07月
2006年07月31日
久しぶりのイワナ
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気がつけば、1ヵ月以上渓流釣りから遠ざかっていた。
「これはいかん」ということで、取材の翌日、そのまま千曲川上流部に行ってきました。
長野県は今回の長雨でかなり影響を受けたということでしたが、
梅雨明け直前の川は適度に水量が多い、丁度よい状態。
宿はとっていなかったので車中泊。その際、夕食を捜しに地元のコンビ二を見てまわったところ、
駐車場が広く長距離トラックも2、3台とまって仮眠をとっている場所を発見。
ビールと弁当を買って、車内灯で小説をちょっと読んだらそのまま睡眠。
なかなか便利な場所があったものです。
翌朝は、高原を流れる川でなんとか久しぶりのイワナと対面し、
イブニングは金峰山川の中流に入ってみました。
前日の夕方は、メイフライ、小型カディス、ヒゲナガと姿が見られ、
イブニングにライズもあり期待できそうだったのですが、
この日は不発。もう少し暗くなるまで待てばチャンスはあったかもしれませんが、
適当に上がりました。
ただ、最近思うのですが、日曜日夜の中央道が渋滞しない気がします。
とても助かるのですが、気のせいでしょうか?
午前中に入った高原の川です
小さいイワナです
2006年07月21日
ソルト本!
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昨年の夏から企画、取材などの準備を進めて、
やっとここまでこぎつけました。
僕たちは「ソルト本」と仮称で呼んでいましたが、
今回の別冊ムックのタイトルは、
いろいろ悩んだ末に、
「ソルトウオーター・フライフィッシャー」
とつけました。
7月29日発売予定ですので、ソルトに熱い人も、これからやろうと
思っている人も、ぜひぜひ、よろしくお願いします。
これは編集用語で「切り本」なんて呼ばれている、校正用の見本です。
1冊分が16ページごとにバラバラになっていて、最後にこれに赤字(修正)
を入れて完成です。でもこの段階で、表紙のデザイン、まだ迷ってます……。
で、この「ソルト本」の編集後記では、
船酔いのひどい僕が、最近これを改善するコツを見つけた、
と書きましたが、スペースの都合で、全部書けなかったので、
今回はその補足、というか続きを。
酔い止めを飲んでおくことは当然として、
船の上ではとにかく何かを口にし続けることです。
これは、「海フライの本」(フライの雑誌社刊)で、平野貴士さんという
方が書いていらっしゃることですが、僕もこれを読んでいて、
「そのとおり!」と大きくうなずいてしまいました。
文章中に、「胃を休ませないほうが重要」と書かれていますが、まったく同感です。
「吊橋の理論」ってご存知ですか?
これは何も知らない男女が吊橋の中間ですれ違うと、お互いが
好き同士になってしまうというものです。
これは科学的に証明されているようで、
吊橋の上では、怖くて心臓がドキドキしています。
しかし、脳の中では
吊橋の上の目の前にいる女性(男性)が好きだから、
ドキドキしているんだ、と勘違いしてしまうそうなんです。
そこで、僕の勝手な「船酔い吊橋理論」では、
船酔いは、船で胃が揺られてぐちゃぐちゃになっているから
起こると思うんです。これが脳に伝わって
「オレ、酔っちゃってるな……」と感じるのではないかと。
普段何も食べていない状態では、ここまで胃が揺られることって
ないですから。
そこで、食べ物を食べながらだと、
脳は、「オレ、今メシ食ってるから胃が動いているんだな」と
船酔いを勘違いしてくれるのではないでしょうか。
これは僕のいささか強引な勝手な推測ですが、
何か食べながら、船に乗ると船酔いが軽減されるのは
確実です。
まあ個人差があるとは思いますが、
ぜひ試してみてください。
2006年07月07日
イワナとヤマメとさいたまんぞう
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関越道路をひた走って辿り着いた渓。徹夜明けにはこたえるほど爽やかな雰囲気でした
校了明けの翌日に釣りに行ってきました。友人宅の近くを流れる新潟県のとある川です。
例年なら今時期は入れ食いのはずなので、友人にはだまって来てしまいました。
そろそろなのに連絡をよこさない友人を出し抜くつもりでしたが、時期尚早でした。
水量は多く、水温は9℃、天気はドピーカン。歩いても歩いても反応なし。
今日は車中泊のつもりできたので、昼間からビール飲んじゃいました3本も、しかもエビス。
昔、「読んだら釣れた、月刊つり人」というのがありましたが、この時は「飲んだら釣れた」でした
偶然見つけた2つのライズの主は、イワナとヤマメでした。これはひょっとしたら酔拳!?
結局この日は2尾だけでした。翌日は手の平サイズのヤマメにもて遊ばれて帰りました。
そうそう、行きがけに出会ったフライフィッシャーが背中からぶら下げていたラヂオから、
さいたまんぞうの「なぜか埼玉」が流れていました。なつかしいなぁなんてのんびりかま
えてる僕とは裏腹に、彼は上流で熊を見たらしく、慌てて降りてきたとのことです。
ここは新潟で……熊避けに、なぜか埼玉……。なんとなくシュールな感じがするのは、
僕だけでしょうか。
2006年07月05日
初めてのトーナメント参戦!
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このカンバンを見れば、気分が高まるってもの
先週の日曜日、「Tokyo Bay Seebass Challenge」という大会に
同行取材に行ってきました。
参戦者は、なんと岩井渓一郎さん。
今やバスのヒトといってもいいくらい積極的に
シーバスを釣っているのですが、
仲のよいボートキャプテンに誘われ、急遽参戦することになったそう。
参加人数は25名、うち、フライでの挑戦は岩井さんとキャプテンの
ハタノさん、たったの2名。
いざ会場に到着すると、そこはもはやアウエー状態。
知り合いはほとんどおらず、当然会話する相手もゼロ。
選手たちがもくもくとルアータックルをセットしているときに、
ジー、ジー! とリールからフライラインを引き出す音が
ひときわ大きく聞こえました。
「フライじゃ難しいんじゃないの?」という視線も背中に痛い。
「わきあいあい」とはいっても、スタート前、緊張が走る!
猛スピードでスタートしていく各ボート。そのスピードにちょっとビックリ
そして4時間の釣りの結果……、
残念ながらボウズ!
それでも、
ルアーでも釣果Oのヒトが7名もいたという
最悪の状況だったけれど、
岩井さんは5尾魚を出していました。
結局ひとつもフッキングせずでしたが、
そのうち2尾をランディングしたら順位はだいぶ変わっていたと
思うのですが……。
優勝者の方です。さすが!
ま、釣りにかぎらず人生には「タラ、レバ」はないので、
次回の健闘を誓うのみですが、
「人生で初めて釣り大会に参加した」
という岩井さんも、結果はともかく、楽しげな雰囲気に
ご満悦でした。
「疲れたぁ!」
閉会式では、みんなの前で
「釣れなかったけれど、楽しかったです、また誘ってくださいね」
とさわやかな挨拶をした岩井さんでしたが、
帰りの車中
「悔しい!」を連発してました。
やっぱりね。
でも、あの岩井さんのミノーは釣れます、というか魚が出ます!
正直、フッキングがよい、とはいえないようですが、
フックの位置や種類を工夫することで、解決できそうです。
実は、僕もちょっとしたアイデアがあるので、今度ボートに乗るときは
試してみようと思ってます。
あのフライを使えば
岩井さんと同じくらい魚が出るのは分かっているのですから、
あとはフッキング。
シーバスでの「岩井越え」を目差します!
結果は……、期待しないで待っていてください。
2006年07月03日
さんふらわあ
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先日、このブログでも触れた十勝取材にはフェリーを利用しました。
茨城の大洗港から、北海道の苫小牧まではおよそ20時間。
(深夜23:59発→翌日19:45着、車1台+大人2等運賃=2万3000円 ほかにもプラン多数あり)
いやー、よく眠れました。
実は北海道までは初フェリー。事前に
「とにかく暇を持て余すから覚悟しておきな」
というアドバイスもあったのですが、
いやいやどうして、時間に追われないためにとてもリラックスできました。
乗船前にお酒とおつまみを買い込み、
深夜の出港後はワールドカップを観戦しながら(BSはどこでも入る)、
気が向くままにテレビ、昼寝(夜寝)、風呂、タイイング、昼寝、タックルセッティング……と、
次第に釣り場へ向けて準備とモチベーションを高めます。
以前、川崎発→和歌山・那智勝浦行のフェリーに乗った時には、
台風の影響で接岸できず、急遽九州宮崎まで行く(!)
というハプニングも経験した僕ですが、
今回はいたってピーシフルな旅でした。
途中、イルカに囲まれたりもしますので、
特にお子様連れの家族旅行などにもおすすめです。
目覚めるとイルカの嵐ということも
バイスがあるとかなり充実した時間が過ごせます