2012年12月26日
67年前のキャスティング記事!
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さて、おかげさまでご好評をいただいている、
グラスロッド特集号。
実は、そのなかでも少しばかり
宣伝させていただいているのですが、
月刊フライフィッシャーの姉妹誌(というか兄弟誌?)にあたる、
『月刊つり人』が、
おかげさまで今月の最新号をもって、
通巻800号という節目を迎えました。
創刊が終戦の翌年の昭和21年(1946年)。
そこから「釣り」というひとつの趣味について、
毎月欠かさず、発行を重ねてきたことになります。

そんな月刊つり人の今月号につく特別付録は、
「創刊號」復刻版の小冊子。
今以上に厳しかったであろう時代に、
それでも息吹を得た「釣りの雑誌」の熱を、
せっかくの機会なので、フライフィッシャーの皆さんにも
ぜひ一度手にとって、感じていただけたらなと思います。
その「創刊之詞(そうかんのことば)」の一節には、
僕自身も改めて見返し、現在のFF誌もまたそうでありたいと
思う言葉があります。
原文はぜひ『つり人』で味わっていただきたいのですが、
「釣りは人間の生活のありのままのもの」
「何かのために釣りをするなどと考えたら、それはもう釣りではない」
「静かに、釣ろう。虚心に竿を握ろう」
「読者とともに楽しく遊び、楽しく釣りをしたい」
といったものです。
あの時代の、あの空気の中で高らかにうたわれた言葉であることに、
そのすがすがしさが詰まっています。
ちなみに、創刊号の記事の中には、
なんと「フライキャスティング」なる記事も掲載されています。
2012年が、皆さまにとってよい年でありましたように。
また、2013年、本誌が読者の皆様と楽しく釣りができるように、
編集部員一同、努力して参りたいと思います。
[八木]
flyfisher_magazine at 21:37│clip!