2012年10月25日

砂漠でサケ釣り

フライフィッシングがテーマということで、
しばらく前から話題になっている
「砂漠でサーモン・フィッシング」の試写会に行ってきました。

原作はイギリスのポール・トーディーによる
『イエメンで鮭釣りを』(小竹由美子訳/白水社)で、
数年前、FF誌上に書評をご紹介したこともある1冊です。

本の実写化となると、どちらが面白いか?
となるわけですが、ストーリーそのものは基本的に原作に忠実。
一方で、俳優はどの人物も年齢が微妙に置き換えられているのですが、
それらがかえって映画としては自然な感じで、
素直に楽しめる内容でした。

原作をご覧になっていない方は、
むしろそのまま見るほうがおすすめかもしれません。
話の内容はどんでんがえしや派手なアクションもなしというものですが、
イギリスの映画らしく、静かな会話の1つ1つにくすりとさせられる展開です。
ちなみに会話もアメリカ英語ほど早口ではなく、
かといって日本人には分かりにくいユーモアというのも意外に少なくて、
英語のヒアリングの勉強にもちょうどよい感じ。
(ちなみに主演のユアン・マクレガーは日本の英会話教室の広告にも出てましたね)

NCM_0110


映画の予告編はこちら
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=rFPF6NjKC0U

ちなみに英国映画ですが、
トビケラのことはセッジでなくカディスフライと言っていました。

[八木]



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