2012年07月20日

浜名湖のクロダイ

浜名湖に行ってきました!
(今回はちょっと長めなので暇な人だけ読み進めてください。)

ここでバシッとクロダイの釣果写真を載せて、
「さすがFF編集部!やるじゃねぇか、よぅ」
なんて思わせたかったのですが……。

そういえば、帰りの車中で祖父の遺言を思い出しました。
「男なら、あまり小さなことにこだわってはいけないゾ」
そうそう、
これからは全部コレで乗り切っていこう。

それにしても現地でガイドをしている杉浦雄三さんはさすがといいますか、
次々と魚を見つけてはビシッとキャストを決めて、
サクッと2尾を釣りあげてました。

この日は杉浦さんのほかにもフライでの釣果が数尾あり、
数年前では考えられないくらいの進歩を見せ始めています。

浜名湖といえばウナギのイメージが強い所ですが、実はクロダイ&キビレの宝庫なんです。
それまではエサ釣りやルアー(ポッパーが有名)の釣り場でしたが、
近年はフライならではのシチュエーションで楽しめることがわかってきて、
シャローフラットでクロダイを見つけてから釣る、サイトフィッシングがにわかに
注目を集めております。


浜名湖の周辺には子どもの頃に見たような、
昭和中期の建物が立ち並び、
なんだか懐かしい、ほっとするシチュエーションなんですが、
私個人の感想を言わせていただきますと、
「イラッ」ときて「カチン」となって「エイッ」となって「ボキッ」としたくなる、
「イーッ」となる釣り。でもまたそこがイイんですね。

それもこれもクロダイの気まぐれがそうさせるのです。
活性が高いと1リトリーブでガツンとくるのですが、
「追ってきて口を使わない」、「姿勢を変えてフライを見るだけ」、「フルシカト」
というのがほとんど。
とにかく反応がすべて見えるからおもしろい。

この手の釣りについてまわる、
見えるからこそ舞い上がってミスする、ってのは海でも同じ。
ようするに、精神的なものが釣果を左右するということですね。

釣り人としての資質、ウデとウンとメンタルが試されているような感じです。


帰り際、杉浦さんから「一番足りないのはコレだよ」と言われ、現場で購入したのが……
P7200092



信じる者はなんとやら……
Tシャツをも掴む思い?

もちろんリベンジするつもりです。
来週は渓流取材のラッシュですが……
 [ワカノ]



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