2011年07月20日

雨の日に思うこと

最近、雨の渓流で釣りをする機会が続けてあったのですが、
久しぶりに晴天でないときにやってみると、それはそれで発見がいくつか。

たとえばドライフライに使うフロータントですが、
皆さん、好みはいろいろと分かれると思います。
取材先でも、スプレー、ジェル、液体それぞれに愛用者がいます。

でも、これはまったくの個人的な感想ですが、
晴天の時は好みでなんでもよいのでは、と思っていたのが、
雨の日という条件が付くとスプレータイプが圧倒的に使いやすい。
(指が濡れているため)。

ただし、それも個人の感覚や下準備も関係することで、
最近取材した方の一人は、スプレーではなく粉末(=ドライシェイク)&ジェルを愛用していました。
その方はフライのインジケーターにCDCを使っているのですが、
なぜか雨の中でもCDCのファイバー同士が濡れて1つにならず、
長時間ふんわりと乾いている。

聞くと、一度濡れたフライでも、ドライシェイクのふたの裏に
付いている黒いスポンジに「まず強烈にこすりつけ」「完全にフェザーを乾かし」
そのうえで「ジェル状フロータントをほんの少しだけ塗る」ようにすれば、
雨の中でもフライは思った以上に濡れることなく乾いた状態を保つとのこと。

ドライシェイクのふたの裏のスポンンジは、
カタログ上では「フライの付けたい部分に(フロータントを)スポット付けする」
ためのもの紹介されています。
その方によれば「それよりも、むしろフライをこすりつけて乾かす土台にぴったり。
それジョーシキです」とのこと。
たしかに、そんな内容をどこかでは見たこともあったような?
でも、その時点ではまったく頭から抜け落ちていました。

たしかに、真似したらとても便利。
雨の日のドライフライ・フィッシングが快適になる、
ちょっとしたヒントでした。

[八木]

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