2009年07月09日

梅雨

先週、秋田と岩手の渓を転々としてきました。
内陸部ほど渇水していて、
ひと雨といわずふた雨くらい欲しいかなぁ、といった状態でした。


自らのウデのなさを棚に上げ、
乏しい釣果を渇水のせいにすることで自分自身を納得させることにしました。


しかし雨といえば以前、某テレビニュース番組で、
干ばつが続くアフリカを取り上げた映像を思い出します。
長く雨の降らないとある村からのSOSに祈祷師のような方が立ち上がり、

「オレにまかせとけ!」と祈り始めると、

村人はみな「もう大丈夫だ、よかった」
と口々に安堵の表情を浮かべます。
聞けば彼が祈ると100%の確率で雨が降るとのこと。
そのカラクリはいたって簡単、なぜならその祈祷師は、
雨が降るまで祈り続けるから。ってそりゃ100%だろ!
ってテレビに突っ込みを入れたのは私だけではないはず。

でもその根性はかなりのもので、2日2晩眠らずに祈り続け、
ついに降らせることに成功。
そして彼は村人からまたひとつ英雄としての地位を固めてました。

でもかなり怪しい部分も。
天気予報かなんかである程度降りそうな日を予想しておけば簡単に、
って思いますし、貧困極まる村人から、
あれが必要、これが必要、って言って酒とかご馳走をお供えさせて、
最終的には自分で食べちゃったりするし。
結局は詐欺と一緒なんじゃないかと思ったりして。

とはいえ日本の天気予報だって似たようなもので、
幾度となく大切な場面で裏切られた経験は、釣り人なら誰もがあるはず。

でも見ちゃう。でまた裏切られる。

それでもまた見て取材日を決めて

お天気お姉さんの笑顔にまただまされる。
              (ワカノ)



イワナ

flyfisher_magazine at 13:52│Comments(0)TrackBack(0)clip!

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